パンジーをきれいに咲かせよう
豊富な花の色や育てやすさから、春の花壇に欠かせない花に「パンジー」があります。
別名サンシキスミレといい、語源は物思いにふけるという意味です。
数千種あるともいわれるパンジーですが、花付のいい種なので初心者向けです。
寒さに強く暑さに弱い一年草で、11月~5月いっぱい花をつけます。
では栽培の方法を説明しましょう。
8月下旬~9月の初旬に種をまきます。
あまり秋にずれ込むと苗が育つ前に冬の寒さが来てしまい、開花が遅くなることもあるので注意が必要です。
最初は、風通しのよい日陰で管理するとよいでしょう。
発芽したら日陰から日向へ移動します。
発芽する頃になると、ある程度の暑さには耐えられるようになります。
苗の植え付けは10月~11月、霜が降りる前に行いましょう。
その時、ポットの中に白い根で覆われている古い根を切って、新根の発生をうながすようにします。
水やりは表面が乾いたらたっぷり与えます。
冬場は、午前中に与えるようにし、夜間の冷え込みで根が凍ってしまうことがないように気をつけましょう。
また絶え間なく花が咲くので、スタミナ切れしないように肥料を与えければなりません。
植えつける前に粒状の肥料を混ぜ込みます。
そして、あとは3月までは液体の肥料を与えます。
3月以降には肥料をやる必要はなく、やり過ぎると逆に花付が悪くなります。
植え付け後の手入れは、枯れた花を茎の根元からとるようにします。
きれいな花を咲かせるため、丁寧に優しく世話をすると期待にこたえてくれるでしょう。